大量のPDFをまとめたい!PDFこそデジタルブック化すべき?
PDFファイルの内容をそのまま増やしたり、複数のPDFファイルをまとめようとしたりすると、どんどんファイルが重くなってしまいスムーズに閲覧できません。ユーザーがストレスを感じてしまうと、閲覧をやめてしまう可能性が高くなってしまいます。そこで、PDFをデジタルブック化するメリットを紹介します。ぜひご覧ください。
PDFはWebコンテンツ向きではない
PDFファイルはインターネット上に資料やパンフレットを公開する手段として一般的な方法ですが、実はWebコンテンツ向きではありません。中身を見る時は、ファイルをすべてダウンロードする必要があります。既に利用したPDFファイルの一部分だけ確認したい場合でも再度ダウンロードします。
ファイルの容量が大きければ大きいほど、待ち時間が長くなってしまうのです。また、ファイル内の単語を検索できますが、他のファイルの内容も合わせて検索することはできません。現在閲覧しているファイルに知りたいキーワードがなければ、また別のファイルをダウンロードするという手間がかかります。
ユーザーだけでなく制作側にもデメリットがある
PDFファイルはダウンロードしたユーザーの数は分かるのですが、それぞれのページの閲覧数や離脱率までは把握できません。そのため、ファイルの内容に関してどの部分が人気なのか、どこを改善すればよりアクセス数を伸ばせるのかといったフィードバックがしづらいというデメリットがあります。ユーザーにとっても制作側にとっても、便利な反面使い勝手が悪い部分が目立ちます。
PDFをHTML5形式にするメリット
PDFをHTML5形式にするメリットとして、閲覧しやすさがあります。PDFファイルは専用のアプリをインストールしなければ見ることができませんが、Webで表示するために作られているHTML5形式はインターネットにつながっていればブラウザで閲覧可能です。また、データをその都度ダウンロードしなくてもいいので読み込みに時間がかかりません。
また、PDFと違い複数のファイルやコンテンツをまとめた場合でも、1度にすべてのファイルを検索できる「横断検索」という機能が利用できます。見やすさだけでなく、情報の探しやすさという面でも便利です。
表示の変更も自由自在
PDFはファイルの内容を更新する際に、PDFをすべてアップロードし直すという作業が必要です。単純にページの順番を並び替えるだけでも、更新しなければいけません。
その点、HTML5形式の場合はページやコンテンツの並び替えはもちろん、表示・非表示まで自由自在に行えます。デジタルブックに掲載する情報を頻繁に更新する場合は、より管理がしやすくなる点が魅力的です。また、パスワードを設定して公開の範囲を制限できるため、機密情報を取り扱い際にも安心して利用してください。
豊富な解析機能
HTML5形式を採用することでデジタルブックの閲覧数はもちろん、ユーザーが閲覧した時間やURLへのクリック数なども解析できます。人気のページが分かればよりその内容を厚くすることでユーザーの反応をよりよいものにできるでしょう。各種問い合わせページを充実させることにもつながるので、満足度を向上させることが期待できます。離脱率の高いページが分かれば、内容を見直してデジタルブックの質を向上させられます。
デジタルブック化してPDFの弱点をカバーしよう
PDFをデジタルブック化することで、弱点をカバーできます。PDFは基本的に紙の資料をインターネットや電子上で閲覧できるようにしたものであり、文章と静止画で構成されることが多いです。長い文章を読むことに慣れていない人にとっては、資料に目を通すのが大変だという意見も見受けられます。
デジタルブック化することで、動画や音声などを挿入できます。文章を読むことが苦手な人でも、動画なら見ているだけで情報が得られるので離脱率が軽減できるでしょう。動画の差し込みだけでなく外部リンクを貼ることも簡単に行えます。デジタルブックから自社へのアクセスを促し、より詳しい情報を提示して購買意欲をそそることが可能です。
ユーザーの閲覧環境に左右されない
PDFは、ユーザーが使っているスマートフォンやパソコンに対応していないケースや、制作した通りに表示されないというケースがあります。魅力的なファイルを作成しても、その通りに表示されなければ意味がありません。HTML5形式ではブラウザ環境があればきちんと表示されます。使用しているデバイスや閲覧している環境に左右されずに、制作したままのデジタルブックを提供できます。
PDFをデジタルブック化するメリットについてまとめました。ユーザーにとってストレスとなる要因が多いPDFですが、HTML5形式でデジタルブック化することでスピーディーに閲覧できます。文章だけでなく動画や外部リンクなどの動画を盛り込めばより魅力的なコンテンツになり、制作側にとってもメリットが多いという特徴があります。これを機にPDFのデジタルブック化を検討してみてはいかがでしょうか?