デジタルブックはどんな種類がある?役割や利点を解説!
近年多くの企業で採用されることになってきたデジタルブックですが、コストや技術面などに対する知識不足により、まだ導入を迷っている方や企業も多いと思います。そこで今回は、デジタルブックの基本的な活用方法やメリットなどについて紹介します。デジタルブックの導入をお考え中の方はぜひご覧ください。
デジタルブックの仕様の違い
まずはデジタルブックがどういうものかについて説明します。
デジタルブックとは?
あなたは、パソコンやスマホで商品のパンフレットや書籍を読んだことはありますか?実はそれがデジタルブックと呼ばれるものなのです。
デジタルブックには厳密なルールはなく、web上で公開する冊子類を広く指す言葉と考えてください。デジタルブックは、さまざまなデバイスで閲覧できるため、知らない間に多くの方が利用しています。
デジタルブックとPDFの違い
企業によっては、デジタルブックではなく、PDF(電子ファイル)を公開して情報を提供しているところもあります。PDFも多くの人が閲覧できる便利なツールですが、汎用度の高さは大きく異なります。
・公開できる形式の違い
PDFでは、テキストや画像という動かないものしか提供できませんが、デジタルブックの場合は、動画や音声なども提供できます。たとえば商品をより具体的に説明するには、動画で表現する方が有利です。
・ユーザーのデバイス・環境に左右されない
PDFは、閲覧するための環境がないとみることができない場合があります。文字化けしたりレイアウトが崩れて見づらくなったりすることもあるのですが、デジタルブックならユーザーの環境に左右されずに閲覧できます。
このように利便性において、デジタルブックはPDFとは大きな差があるのです。
それぞれの役割
デジタルブックは次の3種類に分けることができます。
・カタログ・パンフレットなどの集客ツール
・マニュアルなどのユーザー向けツール
・電子書籍
それぞれの役割について紹介しましょう。
集客ツールとしてのデジタルブック
たとえば商品紹介のカタログや動画、スーパーのチラシ情報などをネットでご覧になったことはありませんか?実際に店舗へ行かずとも商品の大まかな機能や使用方法まで把握できることで、私たちは以前よりも気軽に商品を買うことができます。セール情報もいち早く知ることで、効率的な買い物ができるでしょう。
また、大学や高校の学校案内、塾案内、企業の会社案内・パンフレットなどもデジタル化されていることが多く、web上で詳細な情報が閲覧できます。多くの消費者・利用者が地域差を感じることなく、必要な時に必要な情報を得られるのです。
ユーザー向けツールとしてのデジタルブック
最近は、取扱説明書が商品についていないことも多くなりました。取扱説明書やマニュアルはネットに公開されているのみです。これなら紙の説明書のようにどこかになくしてしまう心配もありません。またデジタルブックは、随時アップデートされるので常に最新の情報を見ることができ、利便性が高まります。
電子書籍というデジタルブック
小説やコミックなどをネットで読むことも増えてきましたが、これもひとつのデジタルブックと考えられています。前述した2種のツールは、基本的には情報を無償提供していますが、電子書籍は販売を目的としている点で異なります。最近では紙媒体を脅かす勢いで増えてきた電子書籍は、特に若い方の中ではすでに当たり前のツールとなっているようです。
デジタルブックの利点
なぜデジタルブックは求められているのか、次は紙媒体とは異なるデジタルブックのメリットや機能について解説します。
コストの削減
紙を使用しないデジタルブックは、印刷コストがかかりません。時間的なコストも郵送にかかるコストも削減できるうえ、レイアウトや色の修正などはオンラインで完結するという点も大きなメリットとなります。
タイムロスがない
紙媒体の場合は、利用者や消費者が見たいと思ってもすぐに見ることができません。しかしデジタルブックなら、インターネット環境とデバイスさえあればすぐにでも閲覧できます。これにより、消費者の購入意欲がそがれることなく、すぐに購入につながることも多くなります。またユーザーにとっても、修理や問い合わせに長い時間を取られるというストレスから解放されるのです。
公開後の修正が簡単
デジタルブックの場合、修正や更新が簡単にできる点が大きなメリットです。紙媒体の場合は、新しく印刷する必要がありますが、デジタルなら必要な部分だけを修正すればそれで完了です。情報のアップデートも手間がかかりません。
アクセス解析ができる
企業の販促活動において、消費者がどれだけ商品に興味を持っているか、カタログや資料をどれだけの人が閲覧したかを把握できることは、大きなメリットです。どのページが読まれているかなどの解析も可能なので、詳細なデータを得ることもできるのです。
まとめ
デジタルブックは、ビジネスにおいてもプライベートでも広く活用が期待できるメディアです。ますます進むペーパーレス化に対応するためにも、特に企業にとっては情報のデジタル化の推進は必須ではないでしょうか。今回の記事を参考に、コスト削減・営業効率アップ・企業イメージアップなどのメリットも期待できるデジタルブックの導入を、ぜひ検討してみてください。